「ひび」

気持ちの隠し場所

車窓からは切り取れない風景
何処かにあなたの街があって 僕の街もある

想像から抜け出せない光景
いつかに飛ばした紙飛行機 どこまで行ったのかな

洗いざらしたTシャツと 柔らかくなったジーンズで
歩く夏の終わりまで そこで拾えたら

全て夢だったなら 良かったって思える?
思えないから生きることを選んだ
あの日 てっぺんから見た朝日より
耳を塞いだ歌声が響いた

たらればを言い出したらキリがないけれど
それが僕だったなら なんてね ねぇ

全て夢だったなら 良かったって思える?
思えないから望むことを辞めた
あの日 出会えた雨の降る夜から
ずっとあなたまで晴れていたのよ